仕事というものは「就く」ものではなく、自分で「つくる」ものだったんだ、と分かった。
この本の帯に、がつんと殴られました。
わかっているけれども、なかなか実践できていないことを貫かれた気分です。
本書は著者がIDEOや柳宗理、パダゴニアなどのモノづくりの仕事の現場を訪ね歩き、聞いた話を元に、働き方と生まれる結果、そして、他人に与えられる仕事ではなく「自分の仕事」をつくるとはどういうことかを考えていくエッセイです。
デザインを軸に働き方を考えていく内容となっていますが、本当の軸は自分の仕事をデザインし、問題発見解決を進めていくことの姿勢をみせることにあると思います。
創造的な働き方の中に答えは1つではないとして下記の引用がされていました。
日本の算数教育では、4+6=□という形で設問が用意されるが、海外のある学校では、□+□=10という設問で足し算を学ぶと聞いた。□の中に入れる組み合わせは自由であり、自分で考えるしかない。
また違う時期に読んだら、違うところが心に残る本になる予感がします。
本書は最近、電車で広告をみることがあるライフネット生命の福社長 岩瀬大輔さんがハーバードMBA時代のブログを書籍化したもの(文庫版)。
MBAの授業、ともに学ぶ仲間のこと、ヘッジファンド、社会企業のことなどブログの書籍化のためか話は多岐にわたっているが、一貫して筋がよく通っていて大変読みやすい。
一度、著者の講演を聞きに行ったことがあるが、聴衆のことを考え噛み砕いてわかりやすく質問にも丁寧に応えていただいた印象があります。
HBSのMBAの記載の中では、アントレプレナーシップについての点がかなり参考になったが、それよりも下記の一文に目をとられました。
「誰しも、守るべきプリンシプル、信念を持っているべきだ。自分のなかで守るべきものは何か、そのためにはほかのものを失ってもいいと思う大切なものは何か、それを明確に持っているか否かだ」
プリンシプルというと原理原則を思い出しますが、どちらかというと「思考体系・信念体系の基盤」という訳がしっくりきます。つまり、自身の土台となる考え方ということです。
HBSのよさは多様性のある人間のプリンシプルがぶつかり合い、理解しあえる環境が形成されていることではないかと思います。
留学したくなってきました。
↓ライフネット生命の応援バナーを張っておきます。
前世界銀行副総裁の西水美恵子さんが各国(特にアジアの諸国)での随想録。
アジアの貧困やリーダーたちへの思い、考えが記載されている。
貧困という戦いに対して戦いを挑むリーダー、目を背ける為政者に対しての率直すぎる感動や怒りが心を打ちます。
特にブータンのジグミ・シンゲ・ワンチュク雷龍王四世(wikipedia)についての記載がすばらしい。
Gross National Happiness is more important than Gross National Products.
というGNHの概念提唱で話題になった人です。
リーダーをなすくことがリーダーの仕事といわんばかりの雷龍王四世の完璧なまでに目指していく様が真のリーダーシップとは何かを考えさせてくれる。