○○的なsomething

[山田浩司]:バウンダリースパナーになる。

Archive for 8月, 2007

木曜日
8月 30,2007

スーパーコンピューターを20万円で創るを読んだ。

通常のパソコンなどに比べて格段に速い計算を行うスーパーコンピューター。数十億~数百億円をかけて、ときには国策として開発が行われるが、この分野でひときわ異彩を放つスーパーコンピューターが1989年に日本で開発され、話題を読んだ。GRAPEと名づけられたそれは、開発費わずか20万円。そんなGRAPEをつくったのはコンピューターの素人の4人の天文学者たちだった。

この本のオモシロさは、著者が当事者であり、かつノンフィクション漫画「栄光なき天才たち」の原作者でもあると点にある。筆力ある著者が科学の成功物語を書くのだ。面白いにちがいない。

少し宇宙に関して専門的なことが出てくるが、そこは分からなくてもなんとなくでいいので読み切ってほしい。

無論、宇宙に関することも勉強になるが、それよりもプロジェクトや研究を進めていく上でどうしたらよいかというエッセンスが詰まっている気がする。

心に残った一言。

本当のチームワークとは何か?
それはきっと、馴れ合いでもなければ助けあいでもない。

各パートの激しい自己主張。それでいて不思議と調和は崩れていない。それは互いに実力を信じ合っている上での自己主張だったからではないかと思うのだ。そして、それこそが、本当のチームワークではないかと思ったりするのである。

スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書 395G)
伊藤 智義
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火曜日
8月 28,2007

最近、youtubeよりもニコニコ動画をよくみることが多くなった。

ビジネスとしてのニコニコ動画がかなり好調のようだ。
有料会員も5万4000人を超えたようなので、会費だけで月額で考えて2835万円近い。またアフィリエイト収入も好調で月1000万近く利益があるとのこと。合計で約4000万だ。サーバー増強も必要だが十分黒字化できそうだ。

ニコニコ動画とyoutubeで見たときに差はユーザーが手を加えた動画が多いことだろう。MADムービー(wikipedia)といわれるアニメなどをつなぎ合わせた動画がニコニコ動画では多い。一方、youtubeでは自分でとった動画などが多くをしめる。

こうしたMADムービーが多くなる背景には日本のオタク文化の動きをうまく読み取り、実装した点にあるのだろう。
元来の物語消費的な思考からデーターベース消費へと移ろっている。つまり、ポストモダンにおいてはオリジナルとコピーの区別がユーザーにとっては曖昧となり、シュミラークルが増加するのである。

元来、オタク系ゲームなどで行われたいた二次創作といった事象を動画というより広範囲に適応させたプラットフォームがニコニコ動画のような気がする。

コメントを相互につけあうことで物語の欠如した世界において相互評価をつける点もまたよい。

以上を東浩紀の動物化するポストモダンを読んで思ったりした。

動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)
東 浩紀
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関西と甲子園とRADWIMPS

日曜日
8月 19,2007

飲み会の席の会話から
「甲子園いきたいんですよー」
「じゃ、いくか」
ってかんじで強行軍で甲子園までいってきました。

P1010615
出発。

夜中に兵庫に入り、ビーナスブリッジで夜景をみて漫喫で仮眠。

P1010586
甲子園へ。

3試合観戦して、日焼けで背中が痛くなったあと、三宮の風月でお好み焼きをたべ、友達の実家へ。

1シーン1シーンが思い出になる旅行だった。 帰る日は渋滞に巻き込まれて半日くらい車にのってた><

車内でドライバーお勧めのRADWIMPSのアルバムを聞いたのだけど、ボーカルの野田くんが大学いっしょで、中高の後輩でもあるらしい。
色々と考えさせられる歌なんで。車内の話題で盛り上がったw

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フラット革命

  • Filed under: books
火曜日
8月 14,2007

グーグル、次世代ウェブの著者でもある佐々木俊尚さんの本。先にあげた2作品から佐々木さんは現状を整理し認識させることがとてもうまいとは思っていたのだけれども、今回はネット社会の現状を書きだし、問題提起している。

第3章の組み彼られる人間関係は最近、SNS関連の研究をしてきたこともあり、相互のインタラクション(星座作用)あたりをどう具現化していくかとかをもう少し突き詰めていきたいと思う。ネット上のソーシャルはリアルに限りなく同化すべきなのだろうか?そのあたりはもう少し突き詰めていきたい。佐々木さんが言う”複雑かつ多層的な人間関係を、絵巻物のように眼前にすべて広げて見せてくれるアーキテクチャー”とかを想像するとわくわくしてくる。

第4章はことのは事件を筆頭に公共性とは何か?とかそんな話。公共性がもつ責任をネットにおいてどういう風に果たしていくのかとか。フラット化すると”われわれ”という言説から”わたし”というよるべくもののない存在となり立っていかなければならない。
行き着くのはラディカルな民主主義であり、友愛の必要としないが、存在を許容し議論として対決を続ける闘技的民主主義である。

まだ自分の中でしっかりと消化できていない。一気に速度上げすぎです佐々木さん。いい意味でジャーナリストの視点がたぶんに入った素晴らしい本。日本のネットやブログに興味があるならば必読すべきだと思います。

フラット革命
フラット革命
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佐々木 俊尚
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金曜日
8月 10,2007

東洋経済「ニッポンで一番 売れるサービス」特集が乗っていたのでメモ。

成熟市場において形ある製品だけで競合との差別化は難しい時代になってきている。顧客との関係性を重視し、付加価値を提供しなければならい。CAREの時代である。
そんなサービスで革新的な例を以下にあげる。

    1 従業員の満足がお客を呼ぶ
    劇団四季

  • 開発拠点となる稽古場を強化、潜在能力をすべて引き出す
  • スタッフの生活基盤は安定。仕事に対する集中力が増す
  • 鐘山苑

  • 感動はすべて自分たちの手で作り出さなければいけない
  • しつこいうと思われるくらい客をとことん楽しませる
  • 五龍館

  • 社員自ら企画して、自ら楽しむのが客の支持を集める秘訣
  • 客の不便を想像して、問題解決をするのが本当のサービス
    2 システム化がサービスを生む
    パシフィックゴルフグループ&アコーディア・ゴルフ

  • プレーバリエーションを充実、平日稼働率高め来場者増を図る
  • プロショップで量販店に匹敵する価格を設定し販売拡大
  • イオンモール

  • 施設全体でサービスを維持する「仕組み」を作る
  • 従業員の定着がカギ。コミュニケーションを大切に
  • ティア

  • 葬儀のすべての費用を透明化し閉鎖的な業界に風穴
  • 顧客本位の原点に立ち、多彩なサービス繰り出す
    3 リピーターを呼ぶサービス
    東北楽天ゴールデンイーグルス

  • イベントは地元浸透を狙い、観客参加型を重視
  • 巧みな演出で球場全体をテーマパーク化
  • ベルテンポトラベル

  • 会員制で客の価値観をフィルターにかける
  • リピートを前提としてコミュニケーションをとる
  • ミュージックショップ ダン

  • 仕入先にとことん恩を売る。長い目で見ればリターンは大きい
  • 豊富な商品知識を基にした客との「会話」が販売増に貢献
  • 原信ナルスホールディングス

  • トップの意志こそ重要。意志ないところにサービスなし
  • 現場のカイゼン活動がサービスレベルを進化させる
  • 新江ノ島水族館

  • 箱モノ中心主義から脱却。知恵を絞り、つねに「発見」を提供
  • スタッフの仕事の範囲を広げ、従来以上のやりがいを与える
  • 名代 富士そば

  • 経営トップの強いしいが新しいサービスを生む要因になる
  • 中延商店街
  • 自分の顧客と正面から向き合えば、必ずニーズが見えてくる
    4 サービスで「改革」
    JR九州

  • わかりやすことから徹底させる
  • ランキング公表で全社の関心を「サービス改善」に集める
  • 恵寿総合病院

  • あくまで地域密着。地域がダメになればお客さんもいなくなる
  • 健全な経営と職員の幸せが良質なサービスの基盤となる
  • くじらホスピタル

  • 退屈な常識とパターナリズムは「アイディア絶対尊重」で脱する
  • 相手の心理におおじた個別対応が満足を超えた”納得”を生む
  • 千代田図書館

  • 利用者の視点に立って、民間レベルの使い買ってを追及
  • コスト削減ばかりでは事業は衰退。サービスとの両立が重要
  • 鹿児島空港

  • テナントの枠を超え、空港一体となって取り組む
  • 飛行機搭乗者だけでなく地元住民も巻き込んで活気を出す
    5 おもてなしこそサービスの極意
    ANA・インターコンチネンタルホテル東京

  • 従業員教育には投資を惜しまず、徹底して行う
  • 押し付けはダメ。一人ひとりが自発的に動く風土を作る
  • 北九州市

  • 頻繁な勉強会などを基に個性的で質の高い観光案内を実現
  • 伊東屋

  • 老舗でありながら顧客本位で敷居を低くし、ファンを増やした
  • 銀座テーラー

  • 本業とは無関係のようなサービスも長い目では顧客開拓の武器に
  • 品質の優劣だけでは売れない。コミュニケーションが価値を生む

箱根合宿@國領研

火曜日
8月 7,2007

國領研の合宿にいってきました。
会場は富士箱根ランド。相当、歴史を感じさせる建物でした。金田一とかの事件の舞台になりそうな。増築を重ねた感じとか。
ネットも携帯もつながらないというまさに秘境。

・何をやったか?
基本は講義をしたあとの討論。
物事の見方についてのトークや”視野、視座、視点”
國領先生のプラットフォームについてのセッション

100%理解はできなかったけれども、骨子は分かったつもり、もっと勉強しなきゃ。
紹介された本や基本理論を夏に読み込もう。

そういえば、このブログよんだことありますとかいう貴重な人にあった。気恥しいね。

ビッグバン宇宙論

  • Filed under: books
水曜日
8月 1,2007

ビッグバン宇宙論 (上) ビッグバン宇宙論 (下)

フェルマーの最終定理ですっかりファンになってしまったサイモン・シンの最新作。フェルマーの最終定理は科学の本なのに胸がじーんとくる熱気の伝わる本だったので楽しみにして読みました。

今回もわかりやすい。宇宙の成り立ちからその起源を見極めようとする学者たちの物語だ。
アインシュタインの相対性理論や何万光年も離れた星のはかり方まで聞いただけなら難しい話をわかりやすく解説しています。

子供のころに思っていた宇宙に対する疑問が、あ、なるほどってという風にとけました。

おすすめ!

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