メディアとは、情報の記録、伝達、保管などに用いられる物や装置のことである。媒体(ばいたい)、情報媒体などと訳されることもある。日常生活などの文脈では「マスコミ」の同義語として用いられることが多い。
つい最近まではメディア=テレビ、新聞といったものだったが、しかし最近ではインターネットの影が大きくなってきている。
メディアはどのように進化するのだろうか?
メディアの進化を見る前に自動車産業のモデルの進化を見ると分かりやすい。
世界に自動車を広めたのはフォードである。フォード社は金持ちのおもちゃといわれた自動車を大量生産によって大幅に値下げし、T型フォードという同じモデルを大量の人に供給するシステムを作り上げた。
続いてフォードを抜き自動車業界でトップにたったのはゼネラルモーターズ(GM)である。GMはフォードがT型フォードなどの単一モデルを大衆に供給することに執着している間に、「どんな予算でも、どんな目的でも」を方針にし、大衆を予算や目的別にグルーピングし、グループに対して多種多様なブランドを提供することによってシェアを維持した。
そして、現在では自動車業界のトップはトヨタになった(実際はまだGMの販売台数を抜いてはいない)トヨタが行ったことは予算、目的などに合わせた製品ありきの商品の提供ではなく、個人の顧客の好みに合わせて「あなただけの車」を提供するモデルである。そしてこの高コストのモデルを支えているのがトヨタ式カンバン方式などの生産方式なのである。
自動車産業のモデルの移り変わりをみていくと個人へとどんどんとフォーカスしているのがよくわかる。
ではメディアの例として新聞を取り上げてみよう。日本の新聞社の発行部数上位4社は読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞である。
読売新聞、朝日新聞、毎日新聞は大衆紙という点からもいまだにフォードモデルである。一方、日本経済新聞はGMモデルをとっているといってよいだろう。
では、トヨタモデルのメディアとはどういったものだろうか?
個人にカスタマイズされたニュースがのるということではないだろうか?
個人にニュースをカスタマイズする場合はやはりコスト構造の変革が求められる。コストから開放されるインターネットが有力になってくるだろう。
すでにGoogleニュースなどは自動でニュースを集積し、個人にカスタマイズ化したニュース配信を始めている。
既存メディアはこのような産業構造の変化を考えてビジネス展開すべきである。
朝起きるとあなた好みのニュースが表示されているという世界がもうすぐそこまで来ている。
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