近年、日本でも海外でも巨額なバリエーションでの調達が多くなっている。そういった事情に対して、
マーク・アンドリーセン、スタートアップのバーンレートが過大と18回連続ツイートで警告」でも紹介されている。

そこで、シリコンバレー最有力のベンチャーキャピタル、Andreessen Horowitzの共同ファウンダー、マーク・アンドリーセンが行った連続ツイートをまとめてみました。

スタートアップのバーンレート〔ベンチャーキャピタルから投資された資金をスタートアップが支出す
る速さ〕について:近年、Bill Gurley(@bgurley)とFred Wilson(@fredwilson)は強く警鐘を鳴らした。

Bill Gurleyの発言の多くに私は賛成します。そしてさらに、私はこの議論を展開したいと思います。

過去 10 年の新創業者は、資金が常に調達しやすい環境であった。しかし、これは長くは続かないでしょう。

市場が変わるとき、状況は変わっていく。そのとき、まるで裸で泳ぐように資金を持たず市場をさまよう人を見つけるだろう。そして、高いバーンレート、燃焼させるように現金を使う会社は泡となって消えるだろう。

高いバーンレートは現金が不足するという明白なリスクが増加する以上に、危険な点がある。以下、理由を理解することが重要である。

第一:高いバーンレートを使用すると、市場の変化を適応し学習する能力を殺す。そして、会社は扱いにくくなり、簡単に方向を変更することが困難となる。

第二:人を雇うことは簡単だが、解雇することは非常に難しい。新興企業の雇用は効果的だが、一方通行である。繰り返すが、一度行うと変更はできない。

第三:マネージャーはすべての問題を雇用だけで解決するようになるだろう。企業は予想以上に増大してしまうと同時に経営も困難となる。

第四:多くの人、大きな光沢のあるオフィス、高い経費基盤は「私たちが作ったんだ!」という偽の達成感を与えてしまう。そして、現実の結果を突きつける圧力を取り除いてしまう。

第五:多くの人々がオーバーヘッド(本来の目的以外に必要な処理のためにかかる負荷)を指数関数的に積み重ね、すべてが遅くなる。企業は行き詰まり、動きづらくなる。

第六:新しい金策はより難しくなっていく。あなたは、大きなブルドッグ(非常に厄介な人の比喩)を飼っていて、より多くの資金を必要として、より高い評価を求められる。

それゆえに、壊滅的なダウンラウンド(追加増資の株価が、前回の増資の株価を下回る)リスクが急上昇する。スタートアップの高いバーンレートはほとんど生き残ることはない。会社は消えてなくなるだろう。

またこの状況に嵌ると、以前の高すぎる評価額であまりにも多くの資金を調達しなければならない。ダウンラウンドのリスクはさらに急上昇するだろう。

第七:あなたはアップラウンドで調達できたとしても、ひどい構造的条件が発生する可能性が高い。

ヘッジファンドの投資家が喜んであなたの企業価値評価に行くだろうか。ダウンラウンド後の会社の80%所有した投資家がどうなるか想像してみてください。

第八:市場が変わったら、M&A はほとんどが停止します。現金が底をついたスタートアップを購入したい人は誰もいない。そこに代替案はなく、会社は消えて無くなるだろう。

最後に、これにはすべて例外がある。しかし、これを読んでいるあなたは、ほぼ確実にそのような経営者ではなく、例外はきわめて稀であるだろう。