本が好きだ。本が読めないということは機会を失うに等しい。
社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)に関する本を何冊か読んだけど、一番印象に残ったのがこの「マイクロソフトでは出会えなかった天職」。
休暇でネパールの村を訪れたことをきっかけに、マイクロソフトの要職を辞して、途上国の子供に「教育」の機会を与えるNPO「ルーム・トゥ・リード(Room to Read)」を立ち上げたジョン・ウッド氏の著書。
文章もうまいし、ぐいぐい引き込まれてしまった。
社会起業家の人と話していたときに必要なのはアツい心と冷静な頭という話があった(ベンチャー経営者も同様だと思うが)
アツい心:この問題をどうにかしたいという気持ち
冷静な頭:どうやったら解決するかという解決策
ルーム・トゥ・リードは明確に教育の機会を与えるというアツい心と、慈善活動の世界にビジネスルールを持ち込んでしっかりした動きをおこなっていることが読み取れた。
■応用できそうな取り組み
・寄付者にメリットや強みを訴求し共感を得る
8000ドルの寄付でネパールに学校が一校建つ」など具体的な効果をアピールし、運営コストの抑制で寄付の9割を実際のプロジェクトに投下していることも強調し、投資対効果のアピールを行う。
・援助しっぱなしではない「チャレンジ・グラント」という仕組み
「旅行業界の歴史を通じて、レンタカーを洗車した人はだれもいない」。
図書館や学校を無償の贈り物とせず、地元との共同投資とする(地元民は少額でもお金を出すか、でなければ労働を提供する)。援助先の住民に所有意識が生まれれば、施設をメンテナンスし続けてくれる。
・ボランティアが自己組織的に資金を集める「チャプター」方式
ボランティアが自己組織的にイベントを開催し、寄付を集める。フルタイムで貢献はできないが、世界を変えたいとは思っている多くの人に動いてもらう。
心と頭がそろってこそ、世界はうごく。
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